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「どうせ私なんて」
気づくと、その言葉を心の中で何度も繰り返していませんか。
私も昔は、その一言で自分の可能性を何度も閉ざしていました。
「どうせ私なんて」は、自分にかけ続ける呪文だった
人から褒められても「いや、これくらい全然」「たいしたことないですから」と謙遜してしまう。
その後、自分一人になった時(はぁ~あれ、失敗したなぁ)とか(もうちょっとやりようあったよね)などのネガティブ反省会になってしまう。
そして「どうせ私なんて…」が溜息と一緒にこぼれ出てしまう。
昔の私がまさにそうでした。遡るとそうですね。中学2年生の頃から「どうせ私なんて」の芽は出始めていたように思います。
だから、勉強なんてする気になれない。高校受験の為にはしましたけどね。
高校生時代、自分以外の皆が輝いて見えました。目標を持って勉強に励む友達が羨ましく「どうせ私なんて」と呟いていました。好きな科目はまあまあの成績。他は…
悩んでうじうじしてそして「どうせ私なんて」のローテーションでした。ネガティブ言葉に支配され、行動できなくなり(私の人生なんでこんなに苦しいのよ~)と思っていたのです。
人生が苦しかった本当の理由は「現実」ではなく「思い込み」だった
もしかして、出来事ではなく受け止め方が人生を左右する?
という事に私が気付き始めたのは、短大で学んだ知識、資格を生かして幼稚園教諭になった時でした。
担当する幼児達を観察すると、長所と短所は裏表の関係である事が、段々と実感出来るようになってきたのです。
(私は自分の事をどの場面、どの角度から見てたのだろう)と考える様になりました。
言葉を変えるだけで、少しずつ見える景色が変わった
幼稚園教諭になって数年後、1人の保護者から嬉しい言葉を頂いた事を今でも覚えています。
「幼稚園に通う様になってからこの子、家でよく“ありがとう”と言う様になりました」
私は毎日の保育を改めて振り返りました。例えば私は、幼児が私宛にと家から持って来た、絵や手紙類をいつも「ありがとう」と言って受け取っていました。幼児なりに一生懸命、年下の園児の手助けや片付け、当番活動等してくれた時、クラスの友達と一緒に活動に取り組んだ時
「ありがとう、先生、助かったよ」「ありがとう、よく頑張ったね」
と言っていました。それを聞いていた幼児達も自然と、口に出す様になったのだと思いました。
私は、言葉が人の言動に影響を与える、と確信したのです。
私はそれ以来、意識してより心を込めて「ありがとう」の言葉を使う様にしました。
幼児達の笑顔、友達に対する思いやりの言動が増えていく様子を目の当たりにして、言葉の大切さを実感しました。幼児達との毎日で、私自身の言葉の使い方が少しずつ変わっていったのでした。
数年後私は「どうせ私なんて」の口癖を言っていない自分に気付きました。
人生は今日の一言から変えられる
「ありがとう」と言われると、嬉しくなりますよね。
私は今日、立ち仕事をしていた知り合いに、冷たい飲み物を一本、差し入れしました。
たった一本だったのにとても喜んでくれました。「ありがとう」と笑顔で言われて、私はとても嬉しく思いました。
そしてふと、受け持っていた、もう今では立派な社会人となっているだろう彼らの、あの頃の笑顔を思い出しました。現在と過去の違いはあっても、嬉しい温かい気持ちを、私は同じ様に感じていると思いました。
あなたは、気付くとふと口にしている言葉はありますか?
今日だけ、「どうせ私なんて」と思ったら、「今はまだ途中」と言い換えてみませんか。その一言が、未来のあなたを少しずつ変えていきます。

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