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中学2年生の時でした。テストの成績が下がった私に、親は畳の上に正座させ、自分達もその前に座って理由を尋ねてきました。「どうして成績が落ちたの?真面目に勉強してるの?」
私は俯いたまま、何も言えませんでした。私のすぐ隣には、小5の妹が同じ様に正座して、私達の話を聞いています。私は姉としてのプライドもあり、素直になれませんでした。黙り込んだ私に、親の口から出たのは質問だけ。そして、溜息と共に「次は頑張りなさい。」
私の気持ちに寄り添った言葉はありませんでした。
小学生の頃から、親や先生の言う事を素直に聞く、優等生タイプの私でした。成績が悪いのは自分のせい、親をがっかりさせてはいけない、と考えていたから言えませんでした。
私が学生の頃は、頑張れ!努力しろ!負けるな!の経済成長激しい昭和でした。
勢いがあった時代でしたが、人生の成功の姿はこれ!という固定された雰囲気があったようにも思えます。そんな時代だったから、こんなふうに言ってくれる人は誰もいませんでした。
「テストで失敗してもいいんだよ」「もっと気楽にしていいんだよ」「何を悩んでいるのか話してくれる?」「○○ちゃんのほんとにやりたい事って何かな?」
中学生、高校生の頃、親や先生達からこの様な言葉を投げかけられていたら…
私はもっと柔軟になっていただろうと思います。自分の夢に挑戦する覚悟も、あるいは修正する悔しさも、納得して行動しただろうと思います。
大人に相談する事で子どもは、肩の荷を下ろせてほっとできます。大人は子どもの目線を知る事で、新たな気付きが出てきます。そして、どちらも(そうだったのか)と安心できます。
大人は、特に親は先回りの心配をしがちです。その気持ちが、子どもにとっては時に、鬱陶しさにもなります。この頃の私は、この鬱陶しさが主軸で同時に、親への申し訳なさ、自分の不甲斐なさ等々、様々な感情がごちゃ混ぜでした。どうしたらいいのか分からない、どう伝えたらいいのか分からない日々でした。その結果、自分が本当にしたい事が、自分の夢が分からなくなっていきました。
子どもはできないのではありません。やり方を知らなかった。それだけです。
あの頃の私に、タイムマシンに乗って会いに行けたら、私はこう伝えたい。
「大丈夫!あなたが進む道は必ずある!一緒に考えようよ!」

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